年に1度の睡眠診断運動/
結果レポート
22.04.20
21年11月~12月に8つの企業・団体の皆様、計434名の皆様のご協力を得て
年に1度の睡眠診断運動のテスト運用を行い、
ご参加いただいた皆様にはアンケートにもご協力いただきました。
結果を見ると、この運動が多くの皆様にとって
「普段あまり気にすることのない“自分の睡眠の状態”」を意識するきっかけになり、
実際に睡眠を改善するための行動を取った方も多数いたことがわかります。
今後、本運動を幅広く企業・団体の皆様にご案内していく予定となっておりますので、
ぜひ、ご参加いただき、健康経営にお役立ていただければと思います。
実施期間 |
2021年11月15日 - 12月24日 |
参加人数 |
計434名 |
年代が上がるに連れ、
睡眠時間は減少傾向。
今回の調査においては、年代別で睡眠状態に、大きな差は見られませんでしたが、
睡眠時間に限って見てみると、上の世代ほど短くなっており、
若い世代の方が睡眠時間が長い傾向がありました。
※「睡眠効率」「深い睡眠」「起床時間のばらつき」についていずれも、今回の計測に活用した睡眠アプリ「Somnus/ソムナス」の指標によるものです。
「睡眠効率」は睡眠計測中に、実際に睡眠(眠っている)と判定された時間の割合、「深い睡眠」は睡眠中において深い睡眠の
時間を取れたと計測された時間、「起床時間のばらつき」は起床時間が前日と比べどの程度ずれているか、の平均値
(「起床時間のばらつき」は少ないほうが、規則的な起床になっていることを意味します)
50%以上の人の「睡眠の意識」に変化が生まれました。
「運動に参加して睡眠の意識に変化がありましたか?」という質問に対して
「変化があった」、「大きな変化があった」と回答した人が50%を超え、
半数以上の人が運動参加による睡眠への意識の変化を感じていました。
「スコアとして可視化されるので楽しくできました」(40代女性)、「スマホで手軽に参加できてよかった」(50代男性)など、
計測が手軽であることで、多数の方々に続けていただくことができたようです。
また、「思ったよりも睡眠の質が良かった」(40代男性)や、
「可視化されて初めて気づくことが多かった」(40代男性)など、新たな発見があった人もいました。
「この先も続けようと思います」(30代女性)という回答も見られ、
年に1回のこの運動をきっかけに長期的な意識改善につながることも期待できます。
睡眠時間を意識し、改善のための行動をした人が増えています。
「睡眠時間を意識した行動を取っていますか?」という質問を、
本運動への参加前と後で行ったところ、
「意識しており、たまに行動に移している」と答えた人の割合が大きく増加しました。
睡眠の質を改善するために始めたことの上位は
「運動時間を増やす」「飲酒量or日数を減らす」 。
「睡眠の質を改善するために、何か始めましたか?」という質問に対して多かった
答えは「運動時間を増やした」(20%)が最も多く、以下「飲酒量を減らした」(17.6%)
「飲酒日数を減らした」(16.4%)の順でした。
その他にも、「寝具を変えた」「睡眠グッズを購入した」「サプリを摂取した」
など、色々と工夫をした人もいたようです。
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飲酒量を減らした
17.6%
飲酒日数を減らした
16.4%
コロナ前と比較すると、
睡眠時間は減少し、起床時間はばらつきが増えています。
コロナ前後のデータを比較※1すると、男性女性問わず睡眠時間や、
深い睡眠の時間は減った一方で、起床時間のばらつきは増えており、
コロナによる生活様式や働き方の変化が、睡眠にも少なからず影響を与えていると考えられます。
※1 コロナ前後のデータは今回の計測にも使用した睡眠アプリ「 Somnus/ソムナス」を継続的に使用しているユーザーの平均値で比較しています。
※2「起床時間のばらつき」は上述の通り起床時間が前日と比べどの程度ずれているか、の平均値であり、少ないほうが、規則的な起床になっていることを意味します
その他※
「その他として、今回のテスト運用の結果から見られた傾向や特徴などを4つ、ご紹介します。
※今後、さらに多くの人たちにご参加いただくことで、様々な統計データがより精緻になっていき、
睡眠にまつわる新しい発見やピックスなどを、ご紹介していければと考えています。